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ふとんに求められる基本性能
 
羽毛ふとんの中わたにはグースとダック、2種類の水鳥の羽毛が使われています。種類により、白っぽい羽毛 ( ホワイト ) で覆われた水鳥と、灰色っぽい羽毛 ( シルバー ) の水鳥がいます。一般的には暖かい地域よりは寒い地域の水鳥、ダックよりグース、シルバーよりホワイトが品質的に良いといわれています。 羽毛とは、水鳥のはねの総称をいい、「ダウン」「スモールフェザー」「フェザー」の3種類があります。羽毛ふとんには「ダウン」と「スモールフェザー」が使われます。


ダウン スモールフェザー フェザー
ダウン スモールフェザー フェザー
水鳥の胸部に密生し、羽軸がなく、フワフワとしたタンポポの種子 ( わた毛 ) のような形からダウンボールと呼ばれます。
放射状に出ている羽枝が密生し、ダウンボールが大きいものほど、いいダウンといわれています。
腹部などに生えている、少しカーブした羽軸をもつ小羽根。羽根全体がやわらかいので羽毛ふとんに使われます。
ダウンと混合され、弾力性を発揮します。
翼の部分に生えている羽軸をもった羽根。硬い羽軸があり、細かい羽枝が少なく、ガサツキ感がありますので、一般的には羽毛掛けふとんには使われません。小さなものは枕の詰めものに使われます。

1 羽の水鳥から「ダウン」が約 25 g、「スモールフェザー」、「フェザー」が各約 60 g採取されます。

羽毛ふとん」はダウンを 50 %以上使ったふとんで、 50 %未満のものは「羽ふとん」と言います。 ダウン 90 %の羽毛ふとんは、「ダウン」が中わた重量の 90 %、「スモールフェザー」が 10 %詰められています。

羽毛ふとんの品質は「側地」と「キルティング」も重要な要素です。 羽毛ふとんの側地には、一般的には綿糸によるサテン織やツイル織、平織などが用いられます。羽毛は針穴のような小さな穴からでも飛び出しますから、生地は高密度に織り、その上羽毛吹出し防止加工(ダウンプルーフ加工)を施します。ダウンプルーフ加工とは、高熱スチームでプレスして、織り目をつぶす加工です。
  一般的に「キルティング」とは、模様を浮き出させる手芸の技法のことですが、羽毛ふとんのキルティング(またはキルト)は羽毛のかたよりを防ぎ、かさ高を保つために側生地に施す加工のことをいいます。現在では「立体キルト」が主流ですが、このキルティングの種類によって羽毛ふとんの風合いや保温性が大きく左右されますので、羽毛ふとん選びの大きなポイントのひとつになります。
  キルティングには大きく分けて二つの方法があります。ヨーロッパキルトといわれるのが、羽毛を入れて、表生地と裏生地を直接縫付けたキルトです。薄手の羽毛掛けふとんやヨーロッパ製の羽毛ふとんに採用されています。
  もうひとつが立体キルト。「立体キルト」の構造は、ひとつひとつがボックス状に密閉されているのが理想的。羽毛がゆったりと入っており、となりのボックスへ羽毛が移動しないことです。

立体キルト 立体キルト
 しかし、単に「立体キルト」と表示されていても、完全密閉されたものとそうでないものがあります。低価格の羽毛ふとんの中には、羽毛を簡単に吹き入れるための穴や切れ目があいており、そこから羽毛が移ってかたよってしまうものもあります。2〜3年は問題なくても、徐々に襟元の羽毛が減ってきたりします。
西川産業の様々な立体キルトは、実用新案や特許の特殊キルトを使用した「完全密閉型」。羽毛のかたよりがなく、羽毛がもっている機能性を最大限に引き出すことができます。


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